坐禅の仕方① 〜三進退〜BLOG


これより坐禅をする際に必要な作法について、ブログで更新してまいります。

「三進退」について

本日は「三進退(さんしんたい)」について説明いたします。

モデルを務めて下さったのはヨガインストラクターのwakanaさんです。

「三進退」とは、

「合掌(がっしょう)」
「叉手(しゃしゅ)」
「法界定印(ほっかいじょういん)」

以上の3つのことで、坐禅をする際に必要となる基本的な作法のことです。


「合掌」

まず合掌です。

挨拶や敬意を表する時に使います。

両手のひらを顔の前で合わせ、指と指をくっつけます。

合掌は鼻の高さ。

顔と手の距離は拳ひとつ分に合わせます。

軽く肘を貼ります。


「叉手」

次に叉手です。

堂内を歩く時に使います。

左手の親指を握り込みみぞおちに当てます。

次に左手に右手を被せ、左手のくぼみの部分に右手の親指を乗せます。

軽く肘を貼ります。


「法界定印」

最後に法界定印です。

法界定印は坐っている時の作法です。

右手が下、左手が上になるように指と指を重ね

親指をそっとくっつけます。

前から見た時に綺麗な卵型になるように致します。

体を伝って下におろし、1番落ち着くところに置きます。

軽く肘を貼ります。


まとめ

「合掌」は、挨拶や敬意を表する時の作法。
「叉手」は、歩く時の作法。
「法界定印」は、坐っている時の作法です。

この三つの作法は修行道場の基本作法でもあります。

ぜひ覚えてみてください。

 

次は「坐禅の挨拶」について説明いたします。


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