これより坐禅をする際に必要な作法について、ブログで更新してまいります。
本日は「三進退(さんしんたい)」について説明いたします。
モデルを務めて下さったのはヨガインストラクターのwakanaさんです。
「三進退」とは、
「合掌(がっしょう)」
「叉手(しゃしゅ)」
「法界定印(ほっかいじょういん)」
以上の3つのことで、坐禅をする際に必要となる基本的な作法のことです。
まず合掌です。
挨拶や敬意を表する時に使います。
両手のひらを顔の前で合わせ、指と指をくっつけます。
合掌は鼻の高さ。
顔と手の距離は拳ひとつ分に合わせます。
軽く肘を貼ります。
次に叉手です。
堂内を歩く時に使います。
左手の親指を握り込みみぞおちに当てます。
次に左手に右手を被せ、左手のくぼみの部分に右手の親指を乗せます。
軽く肘を貼ります。
最後に法界定印です。
法界定印は坐っている時の作法です。
右手が下、左手が上になるように指と指を重ね
親指をそっとくっつけます。
前から見た時に綺麗な卵型になるように致します。
体を伝って下におろし、1番落ち着くところに置きます。
軽く肘を貼ります。
「合掌」は、挨拶や敬意を表する時の作法。
「叉手」は、歩く時の作法。
「法界定印」は、坐っている時の作法です。
この三つの作法は修行道場の基本作法でもあります。
ぜひ覚えてみてください。
次は「坐禅の挨拶」について説明いたします。