読本をする上で、記憶に残らなくても楽しい時間を過ごせたのであればそれはそれで素晴らしいことだと思います。しかし、どうせなら本を読むことで得た感動や学びが日常まで活きてくれば生活はもっと豊かなものになると思います。
先日も紹介した、精神科医でもある樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」(2015.4.20、サンマーク出版)という本の中では、記憶に残る本の読み方として3つの基本を紹介しています。
私自身も取り組んでおり、以前よりも本1冊1冊を大切にできている感覚があります。
ぜひ実践してみてください。
様々な脳科学研究を集約すると、もっとも効果的に記憶する方法は
最初のインプットから7〜10日で3〜4回アウトプットするということが明らかになっているそうです。
本を読んだら、マーカーをしたり、メモをとったり、誰かに紹介したり、SNSで紹介したり、様々な方法で一週間のうちに3回アウトプットします。
これにより、脳の中で「重要な情報」であると認識し、記憶に残すことができるのです。
効率的に読書する為には1日の中のスキマ時間を利用するそうです。
通勤時間を含め多くのサラリーマンのスキマ時間は平均して2時間近くあるといいます。
このスキマ時間を利用すると、1冊読むのに4〜6時間かかるとしても2〜3日で1冊読むことができます。
断片化され集められたスキマ時間。浪費に使うか、自己投資に使うか。使い方次第で人生が変わります。
樺沢さんは「議論できる水準」で読めといいます。
私も以前速読に取り組んでいましたが、上辺を撫でただけで、アウトプットしようとしても中々記憶に定着していない為、質問されても返せない場面も多々ありました。
アウトプットできないということはその本により得たことを理解出来ていないということです。
まずは、その本を理解するまで読み込む「深読」が必要だといいます。この「深読」ができるようになってから、「深読」のスピードを速めていくことが重要なのです。
①一週間に3回アウトプットする
②効率的に読書する(スキマ時間を利用する)
③「速読」よりも「深読」
ぜひ取り組んでみて下さい。